これは 左 右 どっちがどっち? 整理してみた
日本では古来 左が上位であった。神・天皇が北から南面すると、左の東から太陽が昇り、右の西へと沈む。左大臣が右大臣より上位。京都では左京区に右京区。「左右」と書き、左が先。
中国では変遷し、漢時代は右が上位であった。この時に「左遷」とか「俺の右にでるものはない」「座右の銘」などできたようです。
西洋では右上位で、西洋化に伴い、国際的にもこのルール・マナーが広がってきている。夫婦で並ぶときは夫が右側(関東雛もそうだが、昔は逆で、京雛は日本式で残った)。席次も右上位、そして奥上位。英語で右はright(正しい)、左はleft(弱い)。
ステージでの表彰式では向かって左のプレゼンターが右の人に授与する。西洋式の右上位。(所により奥の人が前の人に授与する。)。裏側に神は居ない。相撲では「東」の上位から授与し、カメラ目線で左になっていて都合よくなった?オリンピックなどの三段の表彰台では真ん中の一位からみて右に二位が立つ。
日本のステージなどでは正面に神が居て、その前で奉納している、と理解する。神からみて左側が(観客からみて向かって右側が)上手となる。劇・能など下手から演者が登場。落語ではご隠居の顔は上手から下手を向く。与太郎は上手を向く。漫才ではツッコミが上手に立つ。(右手利きが多く、ボケを叩きやすいから、との説も。) TV番組「笑点」では司会者とベテランが向かって左になるが、西洋式?
相撲ではテレビカメラ目線が神の目線で、その左が東で上位、カメラの反対側が向う正面となる。力士は南東と南西から出てくる。テレビ放送に映りたい方はこの辺ですよ。両国国技館では呼び出しの『東』が実際は北だそうです。貴賓室を北側(『東』)にしたのでカメラは西側になったと。取り組み表では番付上位者が自分の番付の側から登場し、下位者はその反対側から登場しているようだ。
野球では普通 ホームベースが北側にあり、プロ野球ではホームスタンドは一塁側、ビジターが三塁側。神から見て左にビジターを敬って配置している? いーや、 西洋式に単に右上位なのかも。ホームチームは有利な後攻がルールだそうで、自分本位だけなのかもしれない。高校野球では対戦やぐらの上・左が一塁側で、先行後攻は試合前に抽選するのだとさ。卵のうちはまだ 平等。
サッカーではフィールドはふつう 南北に長い。原則 西側をメインスタンド(カメラ側)とし、その左側(普通 北側)にホームサポーターが陣取る。アウェイサポーターは南側になる。西洋でも同じようです。 鹿島のメルカリスタジアムでは鹿島駅に近い西側がメインスタジアムになり、その右側(南側)をホームサポーターが陣取る。その丁度背中には鹿島神宮があり、武道の神、タケミカヅチノミコトをバックにしている。ホームで強いわけです。ホームサポーターが足を運びやすいから、とのことだが。フクダ電子アリーナでは、蘇我駅から一番近い北側がホームサポーター席である。このチームは ここぞ!のところで、弱い・・。
陸上のトラックは左回り。右足効きの人が多いのか、回り易いからとのこと。フィギアスケートも、着地が左足だと回り易いのかも。右効きが便利なように作られているものや決め事が多いようです。本のめくり、字の書き順、ドアの取っ手、などなど。世界で約9割が右効きという。言語を操る左脳が発達し、それが右半身を動かすからだと。ここでは左脳優位です。かっては「右効きに矯正する」ことがあったが、今は聞かない。「左手は不浄」も聞かなくなった。野球ではわざわざ左バッターになる人がいる。両手効きは2%程度だそうです。
着物では左襟が外側に出て、内側が体の前にでるから「右前」で、右手を懐に入れやすく、帯を右に回しやすい。死人は逆にして「左前」。障子は内側から向かって左側が手前になる。桟を右に引きやすい。川は上流からみて左岸、右岸という。
時計回りを右回りという。元から先に時計回りに巻いているのを 右巻きと決めるとわかりやすいと思う。
政治で言う右翼は、フランス革命の議会で議長からみて右側に座ったのが王政・伝統維持派だったのが語源。日本の国会では、議長が決めるが、最近の衆議院では議長からみて右側から最大会派が座るルールのようです。結果自民党が右から、共産党は左端の方になる。参議院では最大会派から中央に座る。ついでだがベテランほど後に座り、奥上位。政治家の顔写真は多くが少し右を向いているとの調査結果があります。これは政治姿勢とは関係はなく、右向きだと左の口角が上がり、笑顔が良くなるからだそうです。
日本では車は左側通行、世界で30%ほどの国がそれ。イギリスの影響で、日本以外は旧イギリス植民地が多いと。そして視野が広いなど、安全性から右ハンドルとなる。英国では馬車の御者が右側に(右側の馬に)座ったのが由来だと。通行人は武士の時代には往来で左腰の刀が当たらないよう、また抜きやすいように、左側通行だった。戦後にGHQが安全のため、向かってくる車の危険が感知できるよう、また荷物のない左側が車側になるよう、右側通行に決めたのだそうです。「人は右、車は左」の完成です。エスカレーターでは関東では左立ち、関西では右立ちが一般的。(両方で急ぐとも、歩いてはいけないのだから、真中立ちでよい!) 関東は武士時代の名残りで、関西では手すりを右手でつかむからだとさ。
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